DVD
タイトル:天地の響き
制作:フィルム・クレッセント
販売元:フィルム・クレッセント
出版年:2013年
小売価格:8,000円(税抜7,619円)
画集
光風韻生 ~東野光生「四季曼荼羅」讃歌~(毎日新聞社)より
—東洋絵画の理想は「声無き詩」、すなわち無声詩こそにあった。
韻文によらない形の詩的な表現を、絵筆によって目指したもの
であった。
東野画伯の近作においては、そうした東洋伝統の無声詩の実現に
とどまらず、宗教的な思惟の韻きがありありと感得されるのである。
画伯の絵がかねてからそうであった以上に、その韻律的な調べが、
深く、重く、新鮮に伝わってくるように思われた。
名刹の貴賓室にふさわしい、この宗教性と荘厳な格調を備えた襖絵
「四季曼荼羅」が、永く人々の心を浄化し、心豊かに楽しませてくれる
であろうことを、信じてやまない。
学習院大学名誉教授 小林 忠
タイトル:新作襖絵 四季曼荼羅
作:東野光生
出版社:毎日新聞社
出版年:2008年
小売価格:8,000円(税別)
『涅槃』本文より
—私の驚きが畏敬の念に変ったのは、実際に東野氏の描いた
仏画に接したその瞬間であった。それは東福寺所蔵の「寂照図」
であったか、全龍寺禅所蔵の「釈迦涅槃図」であったが、まぎれもない
仏画でありながら東野光生の世界以外のなにものでもない空間が、
そこには創り出されていたからである。
それはほとんど形を斥けた形の世界、色を斥けた色の世界である。
もし通常の絵画が形と色の造形を目指すものならば、これはまさしく
絵画を斥けようとしている絵画の世界にほかならない。それでいて、
それは絵画であり、しかも仏画以外のなにものでもない。
私はそのとき声を呑み、心中深く首を垂れた。東野光生の視ようと
したものが、そして視てしまったものが、何であるかが得心できたから
である。このような画家は、現代の日本には東野光生以外に一人も
いない。
私が東野氏に嘱目する所以である。
文芸評論家 慶応義塾大学教授 芸術院会員 江藤 淳
タイトル:涅槃 寺院水墨画の世界
作:東野光生
出版社:河出書房新社
出版年:1994年
小売価格:19,800円
書籍
芸術選奨受賞第一作
戦争の深い爪跡を心に残す一人の老人と、盲目の旧友が紡いだ
たぐいない人生。一管の笙(しょう)を軸に、生かし、生かされてある
人間の絆を静謐に描く、
感動の熟年文学誕生。
タイトル:補陀落幻影
作:東野光生
出版社:作品社
出版年:2004年
小売価格:1,600円(税別)
一人の男の似顔絵が紡ぎ出す縁の糸
運命的な出会いが織りなす
人の命の美しさ、はかなさ
感動の書き下ろし小説
2000年度 芸術選奨文部科学大臣新人賞 受賞
タイトル:似顔絵
作:東野光生
出版社:河出書房新社
出版年:2000年
小売価格:1,500円(税別)
太平洋に架ける感動のロマン!
驚異の大型新人登場
古びた帽子に導かれて辿る数奇な縁の糸……明治時代、新天地を求めて
渡米した出稼ぎ移民の苛酷な運命を、血族三代の歴史のなかに見事に
描き出し、読書会に新風を吹き込んだ注目の長篇快作!
タイトル:浅黄の帽子
作:東野光生
出版社:河出書房新社
出版年:1984年
小売価格:1,300円(税別)